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愛知県豊田市「世界一やさしいレストラン」インタビュー

2020年6月5日

今回は2018年10月14、15日に行われた二日間限定のイベント「世界一やさしいレストラン」

介護福祉士である世界一やさしいレストラン実現プロジェクト代表の村瀬麻衣さんにお話をうかがいました!

 

世界のトヨタ自動車で有名な愛知県豊田市の閑静な住宅街にあるとよたエコフルタウン。

その中のレストラン「ホガラカ」で2018年10月14、15日に行われた二日間限定のイベント

「世界一やさしいレストラン」

 

認知症の方が働くレストラン

認知症の方がオーダーを取り、お料理をサーブ。

2017年に東京で開かれた「注文をまちがえる料理店」。

注文を間違えてしまうこと自体を楽しみ、お客さんがそれを受け入れる。

心がほっこり温まる地域の方々と認知症の方の関わり。

そのイベントに強く共感した村瀬さん。

地元豊田市でも開催したいと「世界一やさしいレストラン」を企画されました。

 

介護事業所で働かれている村瀬さんが大切にされているのは

 

“できなくなってしまったことを悔やむより、今できることを大切にする”

 

認知症の方や、病気などで何か障害が残った方力を信じて、

手を出しすぎずに見守り、できることをしていただく。

その方の本来持っている力を引き出す。

 

作業療法でも「回想法」という昔について話したり、懐かしいなじみのあるものに触れ、

自分がどのような人であるかを取り戻していくものがありますが、

この取り組みはまさにそのひとつ。

作業を通して自尊心や安心感がわいてきます。

スタッフのお子さんが書いた素敵なロゴマーク

 

開催には周りの方の協力が。

とてもフレンドリーでおでこで鍵盤ハーモニカも弾ける(!!)村瀬さんの周りには

素敵な方がたくさん。

事務局のメンバーの中には、介護関係者以外にも市役所の方やプライベートのご友人も。

ボランティアの方もたくさん集まってみなさん同じ方向へ向かって進んでいかれました。

探り探りではありましたが、皆さん楽しまれながら準備をすすめられ、

その中で、介護職以外の方たちも認知症について学ばれていったそうです。

 

認知症の方々との関りについて村瀬さんは、

「むしろ一般の方のほうが認知症について偏見がないのかもしれないと思いました。

専門職独特の先入観がないぶん、変なハードルなく受け入れられるのでしょうね。

これまで認知症になじみのなかった人、知らなかった人たちと自然なカタチで

コミュニケーションが取れる場でありたいです。出会い方次第でイメージは変わると思います。」

とおっしゃいます。

 

開催資金については、クラウドファンディングなどで寄付を集めたり、

新聞社やケーブルテレビでの広報活動をされたそうです。

村瀬さんと素敵な仲間たち

 

参加者の方の募集は?

ホールスタッフとして参加された認知症の方は村瀬さんの職場をはじめとした

豊田市のいくつかのデイサービスから参加してくださる方を募りました。

また、開催の話を聞かれた一般の方からの

「うちのおじいちゃんを参加させたい」というご応募もあったとのこと。

 

ついに開催日を迎えます

打ち合わせやスタッフの方の予行練習を経てついに開催日。

 

参加者のおじいさん、おばあさん方には実は“

自分にはできないんじゃないか…”、“迷惑かけちゃいけないからやっぱりやめようか…”

との不安があったそうなのです。

でも実際始まってみるとこの最高の笑顔♡

 

素敵な素敵なにこにこ笑顔。見ているほうまで幸せになります。

 

 

スペシャルメニューとの“世界一やさしいスープ”とパウンドケーキは名古屋の某ホテルでフレンチシェフとして活躍されていた方Aさん作。

 

ワゴンを使ってこぼさないように。お客さんも笑顔で受け取られます。

 

 

喫茶店のママさんみたいなおばあちゃん。癒されます!

 

2日間で96名のお客様が来店され、おいしいお料理や、

ホールスタッフさんたちとの触れ合いを楽しまれたそうです。

わたしも行きたかった!

 

 

最高の仲間と素敵な笑顔!

 

ひとひとりと寄り添うこと

もしかしたら明日忘れてしまうのかもしれないけれど、それでも今楽しかったらそれでいい。

役割があること、人と関わること、人の役に立つこと、生活の一部となること。

そのすべてがかけがえのないものであるのだと感じます。

お給料をもらった時のみなさんの喜びを想像するとこちらも嬉しくなってきます。

 

普段、介護にかかわる私たちにも、

あぁ、もっとこういう関わりをしたらよかったんだなあ。

手を出しすぎてしまっていたなあ、と襟を正すきっかけになります。

その方の今の姿そのままを見てもらえるのかもしれません。

 

できないと思い込んでやってもらわない、覚えられないから教えない、などという

私たち専門職ならではの思い込みやアセスメントが、

その方の可能性を抑えてしまっているということも私が感じた専門職の課題です。

 

 

次回の開催予定は?

こんな素晴らしい地域の皆さんと一緒に作り、楽しめるイベント

「世界一やさしいレストラン」

今年、令和2年に第2回目の開催を予定されています。

新型コロナウイルス感染症の流行の影響で開催予定だった4月からは延期が決定していますが、

きっとまたあの笑顔に会える日が訪れます。

本年の開催は、豊田市内の大、高、中学生、市内企業等との共同プロジェクトとして実施する予定となっているそうです。

若い方たちのアイデアや企画力を大切にしていきたいとのこと。

メニューの考案を任されたりしているようですよ!

この経験を通して学生さんたちもきっと成長され、色々な思いを持たれるきっかけとなるでしょう。

地域のみなさんで進められているということがとても素晴らしいですね。

 

今回は最高の笑顔が見られる場所、

「世界一やさしいレストラン」、村瀬さんに取材させていただきました。

また新しい情報がいただけたら掲載したいと思います!

次回の開催、心から楽しみにしています。

村瀬さん、本当にありがとうございました!!!

 

「世界一やさしいレストラン」さんのFacebookページはこちら

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https://www.facebook.com/sekai1restaurant/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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